ゆるっと美活〜ふうたろコラム〜

隠さない!毛穴レス.たまご肌にしよう!!すっぴんを褒められたい。

化粧品・スキンケアに含まれる香料って??

今日は着香剤(香料)についてお話します♪

化粧品に好きな香りが入っていると気分が良いですよね〜

香りと言っても一つではなくいろんな種類がありますし

それぞれの効能もあります!

 

 

◽️香料にはどんな種類があるの?

 ・天然香料(精油)

        →自然界に存在している植物などから抽出した芳香成分。

   一般的にラベンダー油、ローズ油などの精油(エッセンシャルオイル)の事。

   精油は数十〜数百の芳香性化学物質の濃縮物であり不純物を含む可能性も。

   複数の芳香成分を含む事で深みのある香りになります。

   精油をキャリアオイル(植物油)などで薄めたものが『アロマオイル』に。

 ・合成香料

  ①単離香料:天然香料が持つ芳香成分から特定の芳香成分だけを取り出したもの。

  ②半合成香料:①で取り出した成分だけを化学的に合成したもの。

  ③合成香料:石油などから完全に合成して作られたもの。

  →つまり合成香料といっても清涼剤として使われるメントールや、柑橘系の香り

   成分のリモネンなど、分類の仕方によっては天然由来のものも。

   また単一の成分となる為不純物が少なく安全性は高くなりますが

   天然精油のもつ深い香りはでなくなります。

 ・主な天然精油

  ・イランイラン:リラックス、殺菌、消毒、防虫

  ・オレンジ果皮油:抗炎症、鎮痛、リラックス

  ・スペアミント油:抗炎症、鎮痛、殺菌、防腐、収れん

  ・セージ油:収れん、洗浄、殺菌、消毒

  ・ゼラニウム油:殺菌、消毒、収れん、リラックス

  ・タイム油:収れん、殺菌、清涼

  ・ティーツリー油:殺菌、収れん、防虫、防腐  

  ・ハッカ油:清涼、リラックス、消臭

  ・ベルガモット果皮油:抗炎症、消毒、リラックス

  ・ユーカリ油:殺菌、消毒、防虫、防臭

  ・ラベンダー油:抗炎症、鎮痛、リラックス

  ・レモングラス油:覚醒、殺菌、収れん

  ・ローズ油:消毒、収れん、殺菌、リラックス

 

 

◽️天然精油のアレルギー

  化粧品などに含まれている香料は約3000種類以上!!

  日本では全成分表示のルール上、どんなものでも表示義務はありませんが

  ヨーロッパでは26種類の香料成分が決められた量以上含まれる場合は

  アレルゲン物質として表示が義務づけられています。

  少しだけ紹介します。

 

 

  【成分名】   【含まれる天然精油】

 ・安息香酸ベンジル:イランイラン、シナモン

 ・オイゲノール:イランイラン、ナツメグ、バジル

 ・グラニオール:イランイラン、ゼラニウム、タイム、ネロリ、ローズ

 ・シトロネロール:ゼラニウム、ナツメグ、ユーカリ、ローズ

 ・リナロール:アンジェリカ、カンファー、ジンジャー、セージ、ラベンダー

 ・リモネン:オレンジ、クラリセージ、スペアミント、レモングラス、ベルガモット

 

 

 香料や精油に含まれている成分は合成、天然に関わらず他の成分同様に

 『肌に合わないリスク』はゼロではありません。

 香りは低分子成分であり、肌に吸収されやすく皮膚トラブルを招くリスクが

 出てくることにも繋がります。

 

 

◽️近年高まる香料の安全性

 時に負担を与えることのある香料、だからこそ香料業界、化粧品業界は

 厳しい基準で香料成分を自主規制しているのです。

 香料業界では香料をより安全に使用できる為の研究を行う国際的な組織

 『香粧品香料原料安全性研究所』リフムを設立し、安全性評価を行なっています。

 これに基づいて、消費者や環境に対し安全性の高い製品の供給をするのが

 世界の香料業界である『国際香粧品香料協会』イフラです。

 例えば使ってはいけない香料成分や、化粧品の用途によって使える量の上限

 などを決めています。

 また天然香料にも光毒性や光アレルギー性のあるものがありますが

 それらの香料の中にある原因物質を解明し、それらを含まない安全な香料の

 開発も行なっています。

 ロングセラー化粧品の中では昔から変わらない香りがありますが

 実は基準が変わるたび限られた成分の中で改良が加えられており

 消費者に気付かれないよう都度検討されているのです。

 この様に時代とともに研究が進み、以前よりも安心して使用できる状況に☺︎