ゆらぎ肌と敏感肌どう違う??
今日は『ゆらぎ肌』『敏感肌』について書いていきます♪
最近は、季節の変わり目などによって起こる肌のことを
この『ゆらぎ肌』とよくSNSで見かけますね!
詳しくどういった状態なのか説明しますね☺︎
◽️敏感肌ってなに??
生まれつき肌が薄い、弱いなどの体質、乾燥によってのバリア機能が低下し
過敏な状態になっている状態の肌のこと。
バリア機能が弱くなると異物の侵入を防ぐことが出来ず
炎症状態となりちょっとした事で本格的な炎症を起こしてしまいます。
さらに炎症が進むと肌の感受性が高くなりわずかなし刺激でかぶれや赤みが
生じてしまいます。
敏感肌で気になるのは、皆さんお顔だと思いますが
頭皮・背中・腕・脚など顔以外の部分でも起こりえます。
(フケ・赤み・プツプツ・ひりつき・痒み・カサカサなど)
バリア機能についてはこちらの記事をごらんください☺︎
◽️ゆらぎ肌ってなに??
ゆらぎ肌とは敏感肌とは少し違い、一時的なものと言われています。
季節の変わり目・環境の変化・ストレス・生理前後などに
いつものスキンケアが急に合わなくなったり、肌がむず痒くなり
一時的に敏感な状態になること。別名『不安定肌』とも言われます。
◽️敏感になった時の肌状態ってどうなってる??
・正常な肌
→皮膚の一番外側にある表皮。
表皮の中でも一番外側にあるのが角層で顔ではたったの『0.02mm』ほど。
角層は外側の刺激や異物から肌を守り、水分蒸発を防ぐバリア機能という
大切な役割を果たしています。
・敏感な時の肌
→バリア機能が低下した肌では、体内に異物が侵入しやすい状態に。
肌が異物を察知すると皮膚の危険察知能力が上がり
神経が肌の表面に近いところまで伸びていく為、ピリピリとした刺激や
痒み、赤み、プツプツなどが起こってしまいます。
また、危険を察知したランゲルハンス細胞が角層の真下まで手を伸ばし
異物侵入に備える為、より敏感になってしまうのです。
※『ランゲルハンス細胞』とは?
ランゲルハンス細胞は、表皮の中に存在し肌への異物を素早く察知します。
それをランゲルハンス細胞が抱き抱えるように確保してくれ
しのまま表皮の下、真皮まで移動し『T細胞』に報告します。
その報告を受けたT細胞は臨時体制に入り、異物を攻撃し体内への侵入を阻止!
そのままランゲルハンス細胞は表皮に戻ってパトロールを続けます☺︎
(T細胞→異物を攻撃する免疫の主力部隊)
◽️敏感肌・肌の強さの考え方
化粧品業界でよく使われている敏感肌。
実はこの敏感肌は医学的には存在しなく、業界独自の造語なんです。
法律で定められている成分表示のルールでは『肌の弱い人用の肌』と
宣伝することはできませんが、『敏感肌用の化粧品』ならOKなんです。
これは、敏感肌が正確な意味を持たずいろいろな意味合いで捉えられる方と
言われています。
ただ、敏感肌というものは存在するのではないかと思います。
生まれつき肌が弱い人たちもいます。
皆さんもそうかなとは思いますが、生まれつき肌が弱い人たちを『敏感肌』
弱くも強くもない人を『普通肌』肌が強い人を『強靭肌』と区別しています。
いわゆるアトピーとは、敏感肌の中でもさらに肌が弱い人たちぼグループで
病気のように言われることもありますが、単純に肌が弱すぎてしまい
いろいろな接触刺激により炎症を起こしている体質だと思います。
また、最近では自称敏感肌という人たちも増えていますね。
これは元々普通肌だったが、誤ったスキンケアの仕方が原因により
バリア機能が低下しそれによって敏感になってしまうということではないかと。
いわゆる『後天性敏感肌』と呼ばれています。
◽️アトピー肌体質には保湿も刺激に!?
スキンケアによる保湿はとても大事なのですが、アトピー体質の場合
普通の人が使っていても全く刺激を感じない成分が刺激だと感じることもあります。
保湿成分でさえ、肌に残ると刺激に感じる場合もあります。
なので配合成分の少ないものを選ぶようにしてください!
防腐剤無添加やノンパラベンなどは、より刺激的な成分が増え
敏感肌に合わないことがあるので、過度に防腐剤にこだわらないようにしましょう!
基本的にベビー化粧品は低刺激なので、使いやすいかと思います☺︎
配合成分の少ないものを選んでも、まだ刺激に感じる方は試してみて♪
ただし、オールインワンジェルは保湿力に欠ける恐れがあるので
化粧水とクリームを使用するのをオススメします!!
・お風呂上がりに痒みがでるのはなぜ?
顔や体を洗いすぎることによって、皮脂が落とされ肌表面のバリア機能が低下。
それにより乾燥し痒みが生じる。
また血行がよくなると痒みを促すことがあります。
なのでお風呂場で体をふき浴室の中で保湿をするようにしましょう!!
◽️敏感肌、ゆらぎ肌に必要なのはとにかく『セラミド』
表皮にある細胞間脂質の約40%を占めるセラミド。
このセラミドがやはり少なくなってしまっているのが大きな原因になります。
加齢によっても減少し50代では20代の約半分までに。。
自身の身体ではつくることが難しく常に補う必要があるのです。
セラミドには、『動物性の天然セラミド』や『植物性セラミド』『合成セラミド』
などの種類がありますが、中でもオススメなのは人間の肌にあるセラミドと似た
肌馴染みの良い『ヒト型セラミド』です。
この中にもいろんな種類がありますが、成分名としては『セラミド3』や
『セラミドEOP』のようにセラミド+数字、もしくは英字で記載されています。
とても高価な成分にはなりますが微量配合でもバリア機能を助けることが
できる為、とても有効な成分なんです!!
金額的に難しい方は、その他のセラミドもバリア機能補助成分ですので
是非成分表示をみて確認してみて下さい☺︎
・ヒト型セラミド種類
セラミド1・2・3・5・6Ⅱ
セラミドEOP・セラミドNS・セラミドNP・セラミドAS・セラミドAP
セラミドEOS・セラミドNG・セラミドAG
・類似セラミド
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド
セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル、オクチルドデシル)
※こちらは、化学的に合成されたセラミドで、ヒト型までは及ばないが
バリア機能を高めたり、セラミド濃度を高めたりできる